2021/03/16完成報告会見レポート
映画公開に先駆け、3月15日(月)に『未来へのかたち』完成報告会見を実施致しました。
会見には主演の伊藤淳史さんをはじめ、内山理名さん、吉岡秀隆さん、橋爪功さん、大森研一監督が登壇。
映画の舞台となった愛媛県砥部町から用意された沢山の砥部焼をバックに、映画完成の喜びを語りました。
新型コロナウイルスの影響で一度公開が延期されていた本作ですが、この度ようやく公開が決まったこともあり、「1年延期になり、もうこの映画を公開することができないんじゃないかと不安に思うこともありました。今日この日を迎えられたということは本当にうれしく感慨深い思いでいっぱいです!」と喜んだ伊藤さん。
内山さんは「こういう時期になる前に“家族のかたち”をテーマに撮影をしていたんですけど、その時の思いと、今思う気持ちにはやはり変化がありました。公開出来てうれしく思います!」と語り、吉岡さんは「やっと公開ということで安心しています。『未来へのかたち』は良いタイトルですよね!とっても良い作品になっていますので、応援よろしくお願いします!」とそれぞれの言葉で挨拶。橋爪さんは「卒業と同時に疎遠になってしまったガールフレンドのような、何から思い出せば良いのか」とユーモアたっぷりに表現しながら「みんなと会っていると、こんなこともあったなと思い出してきました」と撮影当時を懐かしんでいる様子。愛媛県砥部町出身の大森監督は「延期になったことでお待たせした人もいます。今日この日を迎えられてうれしく思います!」と晴れやかに喜びの気持ちを語りました。
ステージ上に飾られたたくさんの砥部焼と久しぶりに対面した一同は、「可愛い!」「これ持って帰っていいの?」とそれぞれに驚きながらも嬉しそうな表情を浮かべ、伊藤さんは「砥部町は本当に至る所に砥部焼が飾られていて、役作りをする上で当たり前に存在するものでした。これを見て、当時の撮影を思い出しました」と語りました。
作品内に登場する巨大な聖火台については「あのサイズの焼き物はプロの職人さんでも経験のないことで。多くの人が集まって一つのものを作る、ということで、実際に僕も少しだけ携わらせてもらったんですが、出来上がるまでにも1年近くかかりました」とその苦労についても滲ませました。また、自分で作った小さな器を持ち帰ったと言い、「子供たちの名前入りのお茶碗を作らせていただいて、家で使っています!」と笑顔を見せました。
今回、吉岡さん・橋爪さんとの親子役での共演について話が及ぶと、伊藤さんは「橋爪さんは大先輩ですが、合間で楽しくお話をしたり甘えさせてもらえて、本当の親子と思っていいのかな、というほどの距離感でいてくださいました」と撮影時を述懐。以前にも共演歴があったが親子役は今回が初という吉岡さんは、橋爪さんについて「本当に尊敬しています。撮影の間に橋爪さんが松山の方で朗読劇をやると聞いたので、こっそり内緒で見に行かせていただきました。役者の年輪というか、まざまざと見せつけられました」と先輩への熱い尊敬の思いを語り、伊藤さんについては「弟が心配になる兄の気持ちのようなものを実際に感じながら、可愛いなあと思いました」と本当の兄のような暖かい視線を送っていました。
ここで、本作のタイトル『未来へのかたち』にちなみ、それぞれの“思い描く未来のかたち”=「新しくチャレンジしたいと思っていること」を聞かれると、伊藤さんは「大切に思っている人、友人知人に改めてメールや電話をして、会わずしてもしっかりと向き合っていきたい」と回答。内山さんは「ヨガインストラクターをやっていて、ヨガは自分で自分をケアするのですが、すごく自分自身救われて。なのでもっと広めていきたいと思っています!」とそれぞれが新しい生活に向けての思いを吐露。すると吉岡さんは「みんな立派なこと言うから、、、」と少し言いよどみながらも「僕はパソコンって言おうと思っていました。今は持っていなくて、こういう時期なので。チャレンジしてみようかなと」と照れ笑いを浮かべながら語りました。
イベントの最後に、伊藤さんから「家族の再生の物語です。見終わった後に暖かい気持ちになって、前を向いてもらえる。そんな作品に仕上がっていると思います。1人でも多くの人にこの映画を見てもらいたいです!」と本作をアピールし、イベントは終了いたしました。
映画『未来へのかたち』は5月7日(金)より全国公開です。
公開まで是非楽しみにお待ち下さい!